高卒認定試験の合格者は就職で不利になるの?

今回は、高卒認定試験と就職について解説してみたいと思います。

高卒認定試験で合格しても、就職の際に不利になるという指摘がありますよね。

実際のところはどうなのでしょうか詳しく解説します。

高卒認定試験と就職の関係

高卒認定試験は就職とどのような関係になってくるのでしょうか。

高卒認定試験を受験しようか迷っているなら、気になるところですよね。

文部科学省のアンケートによると、高卒認定試験を知っていますか?という質問に、「内容を知っている」「聞いたことがある」と答えた人の割合は80%でした。

世間的にも80%の人が何らかの形で知っている人が多いようです。

まず高卒認定試験は平成17年度に、大学入学資格検定(大検)から名称を変更しました。

なので会社の面接官をしている世代の人には、大検と言ったほうが伝わりやすいかもしれません。

大学入学資格検定は大学受験するためのものという認識が一般的でしたが、高卒認定試験に合格すればは大学受験はもちろん、国家資格の試験に挑戦することができます。

進学や資格のためだけでなく、就職などにも役立てて欲しいという思いから国が制定した制度で、現在国は企業などに高卒認定試験は高校卒業と同等の資格であるということを呼びかけています。

つまり国としては、「高卒と高卒認定試験合格者は、就職の際に同等に扱って下さいね」としているわけです。

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高卒認定試験合格は高卒の学歴を与えてくれる訳ではない

高卒認定試験は高校卒業とほぼ同等の資格を得られますが、正確に言うと高校卒業資格ではありません

国が認定しているとはいえ、高卒認定試験は、高等学校卒業(高卒)の学歴を与えてくれるものではなく、あくまで試験です。

合格者は高校卒業者と同等以上の学力であると国が保障しているとはいえ、最終学歴上は中卒になります。

そのため高卒の人に比べて、高卒認定試験合格者は、就職の際に不利と言われることがあります。

高卒認定試験は就職で不利になるのか?

就職の際に一番気になるところですが、高卒認定試験を合格していざ就職先を探しても、高校卒業資格よりは不利になる場合があります。

⇒高卒認定試験のメリットとデメリットは?

こちらの記事でも紹介しましたが、多くの会社の求人募集条件が、最終学歴が高卒以上であることが必須となっています。

高卒認定試験合格者を、高卒として扱うか中卒として扱うかは、会社の判断によって異なりますので、中卒として扱われてしまった場合採用してもらう事ができなくなります。

また、高卒認定試験で出題される問題は、中学校から高校1年生までの基礎の問題が中心です。これは高校1年生までの基礎学習の知識があれば、高校卒業と同じ程度の資格を誰もが取得でき、進学や就職に役立てて欲しいという国の配慮による制度です。

しかし、それは裏を返せば高校1年生までの勉強で高卒認定試験が受かる訳ですから、通常の全日制高校を卒業した人に比べて、高卒認定試験合格者は学力が落ちることは否定できません。

同じ条件で、高校1年生程度の学力の人と、3年生までの勉強を済ませている人だったら、もちろん後者を採用したいと考えるのが一般的だと思います。

ですから高卒認定試験の内容について、詳しく知っている面接官に当たると就職には不利になってしまう恐れがあります。

仕事をしたいとやる気を見せることが大切!

高卒認定試験合格者が、就職の際に不利になることは否めません。しかし、これは面接の際にしっかりとなぜ高卒認定試験を受けたのかを説明できれば大丈夫です。

中学を卒業した後は母子家庭を支えるために働いたことや、一度は高校を中退してしまったけど、勉強したいと思いなおし、アルバイトしながら独学で頑張りました。

などと説明すると、逆に苦労して頑張ってきた人なんだなとアピールすることに繋がります。

また、高卒認定試験に合格した後大学を卒業すれば何の問題もありません。

就職の際は最終学歴を重要視するので、質問されることもほとんどありません。

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