高卒認定試験!難易度や合格点はどのくらい?過去問から解説!

こんにちは!

高卒認定試験について過去のエントリーで、高卒認定試験のメリット・デメリットや、高卒認定試験の受験科目について紹介しました。

そこで今回は、高卒認定試験の難易度について解説してみたいと思います。

高卒認定試験は落とすためではなく、合格するための試験!

高卒認定試験というくらいだから、難易度はとても高いのだろうと考えがちですが、実は高卒認定試験の難易度はそれほど高いものではありません。

高卒認定試験のできた理由は、高校卒業資格を持っていない人に、もっと広く将来の視野を広げてもらおうという趣旨だそうです。

求人誌などを見るとよく、「高校卒業」という文字を見かけますよね。

中卒や高校中退している人は、それだけの理由でその会社に面接さえしてもらうことができません。

そこで、高卒認定試験はより多くの人が高校卒業資格を取得できるように、難易度を高くしてふるい落とす試験ではなく、合格してもらうという試験です。

ですので中学校までの勉強、あるいは小学校までの勉強しかわからないよという人でも、真面目に勉強に取り組みさえすればそう難しいものではありません。

ただ、高卒認定試験の合格者は就職で不利になるの?で解説したように、実際には高卒認定試験は就職目的よりも、大学進学のための試験なので自分の進路を考えて受験する必要があります。

\ 損をしないで通信制高校を探すならこちら/

高卒認定試験の合格点は40~50点が目安!

合格点について、詳しくは公表されていませんが、おおよそ40~50点が目安と言われています。

つまり出題された問題の内、半分が正解だったら合格というわけです。

文科省のサイトで高卒認定試験の過去問が公表されていますので、ぜひ確認して頂きたいのですが、高卒認定試験で出題される問題は4択のマークシート問題です。

100点中30点分を自力で解けたら、残りの70点分は4択問題に適当にマークシートに穴埋めさえすれば、70点÷4=17.5点 つまり15~20点は獲得を期待できます。

そうなると、自力で獲得した点30点+17.5点=47.5点となり、十分に合格圏内ですよね。

範囲がいくら広いとは言え、高校基礎の問題の3割を自力で解ければ合格圏内だなんて、高卒認定試験は決して難しくない試験だとわかります。

高卒認定試験に合格する人の割合は?

高卒認定試験の難易度はそれほど高いものではありませんが、実際合格する人の割合はどれほどなのでしょうか。

平成20年~25年の文部科学省のデータによると合格率は、1年に2回ほど行われる高卒認定試験では、毎回33%~40%の合格者を出しています。

このデータから、大体3割~4割ほどの受験者が合格していることになります。

高校卒業と同じ資格が取得できる試験なのに、3~4割の人が合格できるというのはかなり合格率が高いように感じます。

一部科目の合格率ですが、これはかなりの高確率で合格しており、毎回8割以上の受験者が合格しています。

合格者が多い理由

高卒認定試験に出題される問題は、中学校から高校1年生レベルまでの問題です。

なので、中学校を卒業している人ならば真面目に勉強すれば1年ほどで合格することができます。

高校1年生までの出題も、基礎ができていれば十分解ける範囲なので、そのような理由から高い合格率を誇ります。

もし不登校やいじめなど、なんらかの理由で高校を2年生で中退した人なら、そのまま高卒認定試験に挑戦してもいいかもしれません。

高卒認定試験の受験資格は16歳以上ですので、同級生たちより早く高校卒業資格と同じ資格を獲得できてしまいます。

高卒認定試験に合格してすぐに大学進学に専念すれば、時間をフルに勉強に費やすことができるので、同年代の高校生に比べて大学受験に有利になることも可能です。

最大の敵は自分自身

このように高卒認定試験はそれだけのための勉強に集中したら、さほど難しいものではありません。高卒認定試験の難易度が上がるとすれば、それは自分自身です。

有名な進学塾にはこのような言葉が書かれた紙が、黒板の上に張られているそうです。

「最大の敵は自分自身だ!」誰が言いだした言葉なのかは知りませんが、まさにその通りなのです。

高卒認定試験は1年~2年真面目に毎日こつこつと勉強すれば合格することは可能です。

それを妨げているのは、勉強してこの努力が実らなかったらどうしよう、問題が難しい、どうせ受かりっこないからやめておこう、と考えてしまう弱い自分の心です。

もしそんな壁にあたってしまったら、自分はなぜ高卒認定試験を受けたいのか、合格すれば何が変わるのかなど、明確な目標を持って取り組むと力が湧いてきます。

卒業生がおすすめする、失敗しない通信制高校の選び方

ここからは通信制高校の選び方について解説しますね。

通信制高校は、あなたの学歴やお住まいの地域により通える学校が異なってきます。せっかく志望校が見つかっても、自分の自宅から通学できない学校だったら、学校選びは1からやり直しです

そのため私はまず、通信制高校の一括資料請求サイトであなたが通える範囲の通信制高校の資料を請求をして、届いた各学校の資料を比較して自分の希望にあった学校を見つけることをおすすめします

複数校の資料を比較すると、通信制高校の特徴や学費、各学校のユニークさが分かりますので、学校選びを簡単に行うことができます。

ズバット通信制高校比較』なら、あなたがお住まいの地域や学歴にあった複数校の資料を一括無料で取り寄せる事ができます。

保護者の方ももちろん資料請求可能ですが、生徒さんご本人も資料請求可能です。自分が通う学校ですので、生徒さん本人が自分で自発的に資料請求を行う人も多くいます。

各学校の生徒受入数には上限がある場合もありますので、せっかく良い学校が見つかっても募集が終わっていることも。。。後悔しないように早めの行動が大切です。

ズバット通信制高校比較