
社会人や不登校な人などは、通信制高校に通って高卒資格をとるか、高校認定試験を受けるか迷う人も多いと思います。
そこで今回は高校認定試験の科目がどんなものか解説してみたいと思います。
高校認定試験の科目について
高校認定試験には必須科目とそうでない科目があります。
「国語」「数学」「地理歴史」「公民」「理科」「外国語」の基礎教科の中から8科目で合格しなければいけません。
注意してほしいのは、公民の「倫理及び政治・経済」を選ぶ場合は1科目増えるので、9科目受験することになります。
高校認定試験の必須科目
国語と数学I、英語の3科目は高校認定試験の必須科目になります。
社会に出ても使用する知識が盛り込まれた科目なので、必ず受験する必要があります。
高校認定試験の選択科目
必須科目以外に、選択科目からは5科目受験する科目を選ぶことになります。自分が得意だ、勉強したいと思う科目を選びましょう。
歴史地理では「世界史A」「世界史B」から、どちらかを選んでください。「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」からも一つ選びます。
公民は「現代社会」「倫理及び政治・経済」から、どちらかを選んでください。
理科は「理科総合」「物理Ⅰ」「化学Ⅰ」「生物Ⅰ」「地学Ⅰ」から、2つ選んでください。
これを選んでいくと、「倫理及び政治・経済」を選ぶ以外は8科目になります。
「倫理及び政治・経済」を選ぶと9科目勉強することになるので、興味があったり、今後役に立ちそうだと考えない限りは、「現代社会」を選んだほうが効率的です。
大学受験を考えているなら
高校認定試験の選択科目は自分で自由に選ぶことができるので、逆に何を選択すればいいのか迷ってしまいます。
そんなときまず第一に考えて欲しいのが、将来の自分に役立つ科目は何か?ということです。
大学受験を考えている場合は、その大学の入試に必要な科目を勉強していると効率的です。
効率よく受験するには
次に、高校認定試験を合格するために最も効率のよい選択科目は何か?ということについてです。
歴史地理にはA、Bという種類がありますが、特に得意科目でないという場合はAがついている科目をおすすめします。
Aは学校の授業料でいうと2単位分、Bは4単位分になるので、勉強量が倍必要になります。
Bを選んでしまうと、Aの2倍勉強しなければいけないことになるんですね。特に得意科目という場合でない限りは、Bの科目はおすすめしません。
公民は見ての通り、現代社会をおすすめします。
倫理及び政治・経済は人枠でくくられていますが、2科目になり学校の単位でいうと4単位分になります。
現代社会は2科目分なので、就職の際などに政治や経済に強く影響する仕事を選ばない場合は現代社会を選ぶほうが効率的です。
理科は5つの科目から2つを選ばなければなりません。
これは何が得意かで変わってきますが、一番難しいとされているのは物理です。
実際に勉強すると、物理は他の科目より時間が多く必要になると言われています。
なので物理をのぞいた理科総合、化学Ⅰ、生物Ⅰ、地学Ⅰから選ぶとすると、数学が好きな人は科学。歴史や国語、暗記系が得意な人は生物Ⅰ、地学Ⅰを選択すると勉強しやすいと思います。
卒業生がおすすめする、失敗しない通信制高校の選び方
ここからは通信制高校の選び方について解説しますね。
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