今回は高卒認定試験を受けることのメリットとデメリットについて解説してみたいと思います。
高卒認定試験は、実際高校に通わずとも高校卒業資格とほぼ同等の資格が取得できる、大変便利な制度です。
しかし高卒認定試験に挑戦しようと思っているのなら、そのメリット、そしてデメリットについても詳しく理解しておく必要があります。
特に現在、全日制の高校や通信制高校に在学中の生徒さんは、十分にメリットとデメリットを考えた上で決断しましょう。
高卒認定試験のメリット
高校に通わずとも高校卒業資格と同程度の資格が取得できる
まず高卒認定試験の最大のメリットと言えるのが、高校に通わずとも高校卒業資格と同程度の資格が取得できるということです。
学校で不登校になってしまったり、社会人で時間がないため高校に通えない人などにはとても便利な制度です。
そして、自分のペースで勉強できるということもメリットの一つです。
働きながら高卒認定試験に挑戦するのは、なかなか大変なことかもしれません。しかし、高卒認定試験の受験資格は16歳以上からのみなので、歳に上限はありません。
いくつになっても、どんな状況でも受験することができます。
なのでマイペースに時間が取れるときに勉強して、何年かかってもOKです。
高卒認定試験は合格率が高い
高卒認定試験は合格率が高いこともメリットとして挙げられます。
高卒認定試験の合格率は30%~40%となっており、高校卒業と同レベルの資格が取得できる試験としては合格率が高いと思います。
そして一部科目の合格率は80%と、ほとんどの人が合格できている実績があります。
高卒認定試験で受ける必須科目は8科目ありますが、1科目ごと受験しても良いため、その教科の勉強に集中し、高い合格率を誇ることができます。
勉強に苦手意識を持っていても、1教科ごとの勉強だったらできそうですよね。
高卒認定試験のデメリットとは?
試験合格に時間がかかったり、途中でドロップアウトする人も!
次にデメリットも理解しておきましょう。
基本的に自分一人で勉強することになるので、自分との戦いになります。
そうなると、疲れた日に勉強をさぼったり、日々の忙しさから勉強を先延ばしして、一度勉強してしまったことを忘れたりして、いつまでも高卒認定試験を受けれない状態を作り出してしまいがちです。
高校はテストや大学受験の期限が決まっているので、自分を追い込んで勉強することができます。
また、周りにいる友達もみんなが同じ目標に向かっているので、自分も当然のようにそこを目指せます。
そのような環境が整っていないと、高卒認定試験に合格するまでには時間がかかってしまいますし、途中で高卒認定試験の受験を諦めてしまう人も多いです!
専門学校や大学を卒業しないと、中卒扱いになり就職に不利!
高卒認定試験はあくまで、合格者の学力が高等学校卒業(高卒)レベルであると認定する試験にすぎません。
高卒認定試験に合格しても最終学歴上は中卒のままです。
そのため、高卒認定試験合格後に就職先を探す際は、大学・専門学校を卒業しない限りは、中卒の学歴のまま就職活動をすることになります。
今では多くの会社の募集条件が、最終学歴が高卒以上であることが求められていますので、就職先を探すのにとても不利になってしまいます。
高卒認定試験は、大学や専門学校へ進学するための試験と考えるべき
高卒認定試験合格後に大学に進学・卒業すれば最終学歴が大卒になりますので、就職の際、他の人に比べて不利になることはほとんどありません。
就職時の面接でなぜ普通の高校を卒業しなかったのかなど、明確に返答できないと評価を下げてしまうかもしれませんが、しっかりと理由を答えられれば問題ありません。
面接官としては最終学歴の方が重要ですので、その過程のことなど気にしないわけです。
つまり、高卒認定試験は専門学校や大学進学へ入学するための資格と考えるべきですね。
大学・専門学校への入学を考えていない人は、高卒認定試験ではなく、高卒の資格を得られる通信制高校へ入学することをおすすめします。
卒業生がおすすめする、失敗しない通信制高校の選び方
ここからは通信制高校の選び方について解説しますね。
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