通信制高校のレポートとは何?提出量や難易度はどう?

通信制高校を卒業するための要件の1つとして、授業を受けた後のレポートの提出が求められています。

レポートといっても、実際にどんなものかイメージしにくいですよね。

そこで今回は、通信制高校におけるレポートについて取り上げてみたいと思います。

レポートとは?

通信制高校では自宅学習が主になり、その成果として提出するのがレポートになります。

全日制高校の場合、授業中寝ていたら先生に怒られますが、通信制高校の授業の場合、先生は生徒が授業をキチンと聞いているかチェックできません。

そこで「自宅でちゃんと勉強しましたよ」証明するためにレポートを提出するわけです。

レポートと聞くと、エッ!?、となる人もいますが、中学校の宿題プリントを教科書や授業を参考にしながら解いていく様な物と思って下さい。

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レポートの内容や量は?

気になるレポートの形式や提出量ですが、学校や受講している科目ごとに異なってきますので、おおよその目安としてお考えください。

インターネット提出の場合もありますが、A4サイズの紙などで提出する場合もあります。紙のレポートだと、1~2枚分の紙の中に、少し大き目のフォントで問題が印字されています。

あまりぎっしり問題が詰まっているわけではないので、授業をしっかり受けていれば、比較的簡単に仕上げることができます。

教科書を見れば解けるレポートもありますが、中にはその時の授業を聞いていないと分からないような内容のレポートもあります。

例えば、徳川家の15代目将軍は?などの問題はネットで調べれば、すぐに答えがわかり書けますが、レポートには先生が言った言葉を書かなければならない、というような問題が出たりします。

「つまりこの時代の背景には、〇〇〇があったということです。」などと、ネットには載っていない、授業を聞いていなければなんの話なの分かりませんよね。

このようなレポートを、学校や授業により異なってきますが、年間で40~60回ほど提出する必要があります。

授業の受講方式と、レポートを提出する流れ

現在、自宅学習での授業の受け方で主流になっている方法が、ネットでのスクリーミング放送です。

指定された時間割に沿って、自分が受ける授業が始まる時間にパソコンを立ち上げ、通信制高校のホームページにアクセスして授業を受けることができます。

授業は録画できるタイプがあったり、放送時間をすぎたら、一定期間はいつでも受けることができるので、聞き逃す心配はありません。

通信制高校に通う多くの生徒は、働きながら勉強している人が多いのでそのような処置が取られています。いつでも好きな時間に勉強できるということですね。1回授業を聞いただけではわからないことも多いので、何度も聞き返す際にも役立ちます。

ちょっと余談ですが、ネットが普及する10年以上前は、学習スタイルの主流は通信制高校が独自に放送するラジオ放送で授業を受けるタイプでした。ラジオなので、必ずその場に待機していなければならず、授業の時間になるとラジオをつけカセットをセットし録画していました。

日時を変えて再放送があるので、聞き逃した人も再放送を利用すれば授業を受けることができましたが、それでも働いている人にとってはなかなか大変でした。今はネットでいつでも授業を受けることができるので、便利になりました。

今ではネットでの受講がほどんどになりますが、主にこのような方式で授業を受講しながら、レポートを完成させて行きます。

効果的なレポートの仕上げ方(わたしの場合)

わたしの場合ですが、やはり普通の授業同様、予習をして望んだほうがスムーズに授業内容が頭に入りました。

レポートには今日は教科書の〇ページから〇ページまでの放送になります。ということが書かれているので、その教科書のページをまずさっと読みます。

授業では教科書を全文読み上げるほどの時間はありませんので、重要だと思う箇所にはマーカーをひくなどしておくと分かりやすいです。そして大体の流れを把握した後に、レポートの問題はどんなものが出されているか確認します。

これで、「ココは授業をしっかり聞いていなければわからないな」という場所に目星をつけておきます。問題を見てみて、分かる問題はそのときに書いてしまいます。

この様なやり方で授業を受講すれば、授業は見たのにレポートが全然終わらない、という事を防ぐことができます。

先生に質問できる環境が大切。対応は私立やサポート校のが公立よりも良い

レポートの問題は難しくありませんが、毎回一定量が課せられますので、要領よく計画的に完成させることが必要になってきます。

ただ、通信制高校の在学生は要領よくレポートを完成させることが苦手で、どうしても溜めてしまいがちな傾向があります。そのため3年間で卒業できる生徒が全日制高校に比べて少なくなっている原因ともなっています。

特に夏休みの宿題を新学期直前まで溜めこむタイプは要注意です。

公立ではこのあたりの生徒へのサポートが薄くなってしまいがちですが、私立やサポート校では遅れた生徒への督促も含めて、しっかり対応してくれる学校が多くあります。

そのため、分からないところがあったら、先生に直に質問できる環境がある通信制高校・サポート高選びが大切になってきます。

卒業生がおすすめする、失敗しない通信制高校の選び方

ここからは通信制高校の選び方について解説しますね。

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