こんにちは。今回は通信制高校における奨学金事情について、考えてみたいと思います。
通信制高校は、経済的な事情で入学を選択する人も多いので、奨学金の受給対象となるか気になっている人も多いのではないでしょうか?
それではさっそく紹介しますね。
通信制高校では奨学金は受給することができる?
通信制高校に在学しながら、奨学金を受給することはもちろんできます。
自治体や学校によっても少し制度は違ってきますが、受けることはできます。ただ、通信制高校は元々の学費が安いので、あまり奨学金を利用する人は少ないようです。
ただ、奨学金は有利な条件で借りられる制度ですし、私立の通信制高校では独自の奨学金制度を整備していることが多いので、1度はしっかり確認してみることをお勧めします。
奨学金を利用する場合の金額は?
通信制高校の場合は、ほとんどが単位制になるため、1単位ごとに奨学金が適用されます。
奨学金制度によると、1単位の奨学金は4,812円支給され、1年間卒業するための25単位を取得する場合、120,300円もの奨学金を受け取ることができます。所得に応じて、1.5~2倍ほど加算されることもあります。
受けられる奨学金は、都道府県や学校によって異なりますので、おおまかな目安として考えて下さいね。
注意してほしい点は、通信制高校は学校によって3年~4年で卒業できますが、単位が足りずに卒業が遅れてしまうことがあります。その場合、4年を過ぎると奨学金を受給することはできません。
公立でも私立でも学費は安い
奨学金を利用するべきか、通信制高校の公立と私立にかかる費用はどのくらいか見ていきましょう。
公立と私立の学費については、下記の記事でも詳細に取り上げていますので、ご参照ください。
まず公立ですが、平均的に入学金は1,000円未満、授業料は年間1万円~4万円ほどになります。これに加えて、施設利用料や保険料を合わせたとしても、1年間にかかる費用は7万円もあれば十分ですね。
授業料は公立によって違いますが、1単位300円~1,500円ほどが基本になります。通信制高校を卒業するには、3年間で75単位の取得が必要になり、1年間で25単位を受ける必要があります。
1年間で25単位を取得する費用は、安い費用の公立高では、300円×25単位=7,500円月々にたったの625円で授業を受けることができます。
授業料が高い公立高では、1,500円×25単位=37,500円となります。月々に換算すると、3,125円となり、バイトを1日すればまかなえそうですね。
などと、このように公立の通信制高校は、誰にでも通えるように学費等が抑えられています。奨学金を借りるより、公立を選ぶほうが費用の面ではお得ですね。
次に私立ですが、公立に比べるとやはり高くなります。基本的に私立の費用は、1年間で約20~30万円ほどかかります。
具体的な例でいうと、
入学金 40,000円
授業料 225,000円
施設費 20,000円
合計 285,000円
というように、公立と比べるとかなり割高になります。
しかし、月々の費用で計算してみるとどうでしょう。285,000円÷12か月=23,750円と、バイトなどをしていれば返せない額ではないんですね。
下記の記事でも取り上げましたが、通信制高校の学費を自分で払うために、アルバイトをしている通信高校生はけっこういます。
このように、通信制高校は私立といっても全日制と比べて費用が割安なため、奨学金を利用する人は少ないようです。
奨学金を受給した私の友達の例
わたしの通っていた通信制高校は私立だったので、奨学金を利用して通っている友達がいました。
その子は中学生のころから周りとのコミュニケーションを取るのが苦手なため不登校気味で、そのために自宅で勉強できる通信制高校を選んだそうです。
コミュニケーションを取るのが苦手なため、アルバイトをすることもできず、さらに母子家庭であったため、経済的な困難から奨学金を受給していました。このように、経済的に苦しい場合は、公立か奨学金を検討するのも良いと思います。
わたしの卒業した通信制高校の説明会で、1番多い質問が学費や奨学金についての問い合わせだと、知り合いの職員の方が言っていました。
まず学校に問い合わせたり、資料を請求するのが一番!
最近では奨学金制度もかなり整備されています。実際に奨学金を借りなくても、結構お得な条件で受給できることも多いので、ぜひしっかり確認してみて下さい。
通信制高校によって独自の奨学金とかもあったりするので、電話で問い合わせたり資料請求をしてみることをおすすめします。
卒業生がおすすめする、失敗しない通信制高校の選び方
ここからは通信制高校の選び方について解説しますね。
通信制高校は、あなたの学歴やお住まいの地域により通える学校が異なってきます。せっかく志望校が見つかっても、自分の自宅から通学できない学校だったら、学校選びは1からやり直しです。
そのため私はまず、通信制高校の一括資料請求サイトであなたが通える範囲の通信制高校の資料を請求をして、届いた各学校の資料を比較して自分の希望にあった学校を見つけることをおすすめします。
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保護者の方ももちろん資料請求可能ですが、生徒さんご本人も資料請求可能です。自分が通う学校ですので、生徒さん本人が自分で自発的に資料請求を行う人も多くいます。
各学校の生徒受入数には上限がある場合もありますので、せっかく良い学校が見つかっても募集が終わっていることも。。。後悔しないように早めの行動が大切です。
ズバット通信制高校比較