通信制高校への入学を考えている人がまず悩むのは、公立が良いか私立がよいかという点です。
それぞれのメリット、デメリットがありますのでを理解して、自分の目的に合った学校を選びましょう。
選ぶ際に考えておきたいのは、学費、進学するのか、学校の場所はどこにあるのかという点です。
1番大きな違いは費用
公立と私立の大きな違いとしては、費用の点が異なります。
公立は大体1年間にかかる費用が7万円以下、私立になると20万~30万円は考えていたほうがいいでしょう。専門的な分野や、大学進学コースなどを選ぶとさらに費用は高くなります。
ただ、自分が希望している通信制高校や、コースが高くなってしまったら、奨学金を利用するという手もあります。
勉強のサポート面について
公立は確かに費用の面では抜群にコストがいいですが、サポートに関しては私立より劣ります。
私立は生徒に合せた指導を行っている学校もありますが、公立ではスクーリング日(通信制高校に実際に通学する日)以外は、100%自宅学習というところが多いようです。
私立なら、わからないことがあればスクーリング日でない日にでも、質問しに行ったりすることができるので、大学受験を考えている人は私立のほうが勉強しやすいと思います。
卒業率は私立のほうが高い
上記でお話ししたように、公立はサポート面でのフォローはあまり望めません。そして仕事や風邪をひいてしまって、スクーリング日に登校できなくて、単位を落としてしまったというような状況でも、融通がほとんどききません。
その点私立は、先生が代替案を出してくれたり、スクーリング日を調節することもできます。その柔軟さから、通信制高校は私立のほうが卒業率が高くなっているようです。
公立には通えない場合もある
基本的に公立の通信制高校は、私立より数が少ないです。さらにその県の都道府県や市町村に住んでいる人が、募集対象になるので、自分が住んでいる県に公立がないならば、そもそも通うことができません。
その点私立は、年々増加傾向にあり数を増やしています。スクーリング日が月に1~3回と言っても、働きながら通ったり、普段積極的に外に出ない人にとっては、学校は近いほうが通いやすいです。
レポートは提出しているのに、学校に通う日数が足りなかったということで、単位が足りずに卒業が延びてしまう人が多いんですよね。
通学の距離は大切!
わたしはちょうど、自転車で10分のところに私立があったのでそこに通いましたが、とっても楽でした。友達が電車で1時間かかる私立に通っていましたが、通うのが面倒だったらしく、単位を落としていました。
それで結局1年間も卒業が遅れてしまい、そこは元々4年かけて卒業する高校だったので、5年かかって卒業していました。そうすると、もう20歳になっていますよね。
こうなってしまうと、時間とお金が無駄になることはもちろん、やる気をなくしてしまい、途中で退学してしまうケースもあります。そうならないためにも、自分が通いやすい通信制高校を選ぶことは大事です。
全日制高校ならば片道2時間の高校に通っていても、毎日通っているために習慣になりますが、通信制の場合、学校に行く日が少ないですので、1度行かなくなると、ズルッと欠席しがちになる生徒がけっこう多い様に思えます。
ですので、学費が安いからといって遠い公立に行くよりも、アルバイトをしながら近くの私立に通った方が、短期間で卒業できるのではないでしょうか。
私立と公立、結局どっちがいいの?
人それぞれ違う!と言いたいところですが、公立が自宅が近くにない限り、私立が良いと思います。
- 勉強のサポート体制が公立より充実している
- 私立の通信制高校なら、自宅近くにある可能性がある
- 様々な私立があるため、自分に合った学校が見つかる可能性が高い
というのが理由です。
私立はお金がかかるため、親に金銭的な負担をかけたくないと思っいる人も多いと思います。
ですがちょっと待ってください。年間20~30万円程度の学費なら、アルバイトをして月2~3万円を学費に回せば、ほとんど親に負担をかけないで、私立の通信制高校に通うことも可能です。
公立は学費が安いからと、初めから私立を検討しないのは損ですよ。私立の通信制高校はたくさんありますので、ぜひ自分に合った高校を探してみて下さいね。
卒業生がおすすめする、失敗しない通信制高校の選び方
ここからは通信制高校の選び方について解説しますね。
通信制高校は、あなたの学歴やお住まいの地域により通える学校が異なってきます。せっかく志望校が見つかっても、自分の自宅から通学できない学校だったら、学校選びは1からやり直しです。
そのため私はまず、通信制高校の一括資料請求サイトであなたが通える範囲の通信制高校の資料を請求をして、届いた各学校の資料を比較して自分の希望にあった学校を見つけることをおすすめします。
複数校の資料を比較すると、通信制高校の特徴や学費、各学校のユニークさが分かりますので、学校選びを簡単に行うことができます。
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保護者の方ももちろん資料請求可能ですが、生徒さんご本人も資料請求可能です。自分が通う学校ですので、生徒さん本人が自分で自発的に資料請求を行う人も多くいます。
各学校の生徒受入数には上限がある場合もありますので、せっかく良い学校が見つかっても募集が終わっていることも。。。後悔しないように早めの行動が大切です。
ズバット通信制高校比較