不登校でもついていける？通信制高校の授業のレベルは？

こんにちは元通信高校生のはるかです。

中学校や全日制高校で不登校になった人が、いざ通信制高校に通おうとしても、授業についていけるか不安になりますよね。

もう一度キチンと勉強したい！でも通信制高校の授業についていけるか・・・そんな疑問にお答えします！

通信制高校の授業はまず基礎から。不登校でも大丈夫！

中学校で不登校だったため、授業についていけるか不安・・・そんな心配は通信制高校では不要です。

通信制高校は、全ての人が一から勉強を学び、高校卒業の資格を取得できる授業が組まれているので、中学校の基礎の勉強から始まります。

授業を受ける生徒は、社会人もいれば、学校に行けなかったお年寄り、不登校の人もいたりといろいろな人がいるので当然といえば当然ですよね

英語でいうなら、”Is this a pen?” “No, it’s an apple.” から始まるので、これなら不登校で全く英語ができなくても、勉強していくことができます。

授業についていくには、先生への質問が鍵！

通信制高校の勉強は主に自宅での、インターネットを使った学習方法になります。

いつでも自分の好きな時間に勉強でき、何度でも放送を聞き直すことができるので、不登校の人でも勉強しやすくとても便利です。ただ、逆に便利すぎてだらけてしまうということもあるようですね。

全日制の高校は、とにかく登校さえしてしまえばたとえ授業中寝ていたとしても出席したと扱われます。しかし通信制高校は1回1回の授業ごとに、レポートを提出しなければなりません。

授業を聞きながらレポートが完成することもありますが、多くは授業が終わったあとにレポートの問題を考えながら解いていかなくてはなりません。

また、理解できない内容があった場合、先生に気軽に質問できません。そういった場合は、質問したい内容をメモしておいて、スクーリング日にまとめて聞かないとレポートが提出できなくなってしまいます。

レポートの提出期限が遅れたり、点数が低かった場合は再提出などがありますが、私立の場合は日数を送らせてくれるなどの処置を取ってくれます。

しかし必ず提出しなければならないので、分からない問題を放置しておくことはできません。スクーリング日には休み時間や放課後に先生に積極的に質問しましょう。

わたしの場合は、学校が自転車で10分という距離にあったため、レポートの提出期限が次のスクーリング日を待っていたのでは遅れてしまう、ということがあるとスクーリング日でない日に質問しに行っていました。

毎日先生は学校に通って仕事をしつつ、私たちのような授業で分からなかった内容を聞きに来る生徒を待ってくれています。

なのでむしろ不登校だった人が質問をしに行くと「頑張っているね!」と喜んでお菓子をくれつつ、丁寧に勉強を教えてくれます。

ただ、公立の場合は、ここまでのフォローは望めないので、参考書を読んだり、塾に通ったりしないと間に合わない場合も出てくるかもしれません。

つまり、不登校の人でも通信制高校の授業に十分ついていけますが、通信制高校は何も勉強せずに卒業させてくれる学校ではありません。レポートを期限に提出するなど、勉強に対する取り組みはしっかりする必要があります

友達が自然とできるので勉強も楽になる

小中学校でも、宿題を忘れていたり、分からなかった問題は友達に見せてもらったりしますよね。通信制高校も、勉強を教えあうことはもちろん可能です。

不登校だったのに友達なんかできるだろうか？と思うかもしれませんが、学校情報の確認などで、自然とLineなどで連絡を取り合うようになるので大丈夫です。

自宅学習なのでなかなか友達と直に会う機会は少ないですが、メールや電話などで教えてもらったり、スクーリング日に教えてもらうこともできます。

最近はLineやメールなどで、離れた距離でも簡単に友達と連絡を取ることができるので、通信制高校の勉強もずいぶんやりやすくなったのではないでしょうか

ちょっといけない手ですが、1枚まるっきりレポートを忘れてしまっていたことがあり、提出期限が迫っていたので友達のレポートから写させて貰った事があります。もちろんこれは自分のためになりませんし、テストもあるので、その後すごく困りました・・・

おわりに

不登校などで、自分の学力に自信がない人も、通信制高校の授業は中学校の基礎から勉強が始まるので十分ついていけます。最近では、携帯電話やlineなどで友達との連絡も取りやすくなり、ずいぶん勉強が楽になった気がします。

しかし、レポートを期限に提出しない、スクーリング日を欠席するなど、勉強へのやる気がまったく無いと、ともちろんダメです！何事にもやる気は大切ですね。