こんにちは、今回は通信制高校卒業後の就職について考えてみたいと思います。
無事に卒業出来たとしても、その後の進路って気になりますよね。実際の通信制高校卒業生の就職率や就職先はどんな会社なのでしょうか?さっそく見ていきましょう!
通信制高校の就職率は?
通信制高校に通った場合の就職率はどのくらいなのでしょうか?文部科学省のデータを元に見てみましょう。
全日制は15%、定時制は27%の就学率となっています。今は大学進学率が増えているので、どちらも就学率は少ない印象ですね。
そして気になる通信制高校の就職率は13%となっています。全日制より就職率が低いことは意外でした。
通信制高校は特徴的に定時制と似た面が多いので、全日制よりは就職率が高くなるかと思いましたが、やはり不登校気味だった人などは、通信制高校を卒業したあとも就職も大学に進学もせずに自宅にひきこもってしまうケースも多いようです。
通信制高校の就職先は?
業種別でみると、一番多い就職先が「製造業23%」の割合となっています。
就職氷河期と言われる時代ですが、その中でも製造業は就職しやすく、やる気次第で若くとも雇ってくれるので人気が高いようです。
製造業は新製品を開発するエンジニアなど、技術や資格を身につけることができるので、もしその会社が潰れてしまったとしても、同じ業種なら重宝されるので将来的に見ても強い職種ですね。
次に多い就職先が「宿泊業・飲食サービス業 12%」です。
通信制高校は、バイトをしながら学校に通っている人が多いです。高校生のバイトですから、サービス業を主とする仕事に就いている人が多いので、バイトが楽しかった、サービス業なら自信がある、という背景から就職先に選ぶ人が多いようです。
その次に多い就職先が、「卸売・小売業 10%」です。
卸売・小売業とは、消費者、つまりわたしたちに商品やサービスが販売されるスーパーや百貨店、そのスーパーや百貨店に商品を卸している会社のことです。
身近なスーパーなどに就職するというのはイメージしやすいので、特に高校生には人気なようですね。
通信制高校の場合は、バイトしながら学校に通っている学生も多いので、卒業してそのままそのバイト先に就職したという人も多いようです。
就職も進学もしない卒業生も!?
実は通信制高校にはこのケースがかなり多いです。
わたしの場合は、在学中から飲食店でバイトしていたので、そのまま卒業をむかえ、フリーターという立場になったので就職率にも進学にも数字は反映されません。
わたしの友達の中には、3年生になった頃急に大学に進学しようと決めましたが、もう単位は取得して卒業見込みが立っていたので、浪人して大学を目指すことにしたようです。
そのように、様々な事情から通信制高校は進学率も、就職率も実際よりは低い数字になるようです。
自由な生き方が反映されているのですね。
就職先はどうやって探すのか?
ここが難しいところで、全日制のように企業からお仕事を紹介されることは少ないです。主に、先生と相談しながら職業安定所で就職先を探していくことになります。
わたしの場合は、マンガ家になりたかったので就職は考えていなかったのですが、先生からは卒業したらどうするのか、ということは全く聞かれませんでした。
通信制高校は個人の意思を尊重するという部分が大きいので、全日制高校に比べて、進路相談をガッツリすることはあまりしない部分もあります。なので、就職を希望する場合は、自分で早めに積極的に先生に相談するようにしましょう。
在学中の自由な時間をどう生かすかが就職のカギ!
通信制高校に在学中は、全日制高校と比べて自由な時間を多く確保できます。その時間をどのように使っていくかが、就職先が見つかるかのカギになってきます。
例えば、3年間アルバイトを真面目に勤めたことを評価されて、そのまま正社員として採用されたり、簿記1級やTOEICで高得点をとったことを評価されて一流企業に就職した卒業生などもいます。
就職活動中の面接の時も「通信制高校に通って余剰時間でこれをやっていました」と言えば、採用担当者の評価も高くなります。アルバイトの経験もキチンと評価されます。
通信制高校は基本的に本人の自主性が尊重されますので、その分しっかり将来を見据えて行動する必要があります。
卒業生がおすすめする、失敗しない通信制高校の選び方
ここからは通信制高校の選び方について解説しますね。
通信制高校は、あなたの学歴やお住まいの地域により通える学校が異なってきます。せっかく志望校が見つかっても、自分の自宅から通学できない学校だったら、学校選びは1からやり直しです。
そのため私はまず、通信制高校の一括資料請求サイトであなたが通える範囲の通信制高校の資料を請求をして、届いた各学校の資料を比較して自分の希望にあった学校を見つけることをおすすめします。
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保護者の方ももちろん資料請求可能ですが、生徒さんご本人も資料請求可能です。自分が通う学校ですので、生徒さん本人が自分で自発的に資料請求を行う人も多くいます。
各学校の生徒受入数には上限がある場合もありますので、せっかく良い学校が見つかっても募集が終わっていることも。。。後悔しないように早めの行動が大切です。
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