通信制高校から大学進学はできる?その効果的な対策は?

こんにちは、通信制高校卒業生のはるかです。

過去の記事では、通信制高校生の卒業後の就職状況について考えてみました。

今回は通信制高校における大学進学について考えてみたいと思います。

高校を卒業するときは一般的には大学受験して進学するか、就職するかを選ばなければいけませんが、通信制高校ではどのような感じになっているのでしょうか?

さっそく見ていきましょう!

通信制高校の大学進学率

通信制高校の大学進学率の割合は18%となっています。それに比べて、全日制と定時制の高校は大学進学率は58%となっているので、通信制の大学進学率はかなり低い数字ということがわかります。

そして通信制高校ならではの特徴は、専門学校に進学する割合が大きいことです。

全日制と定時制高校の専門学校への進学率は15%となっていますが、通信制高校は20%となっています。つまり、通信制高校の卒業生は大学進学率が低く、専門学校への進学率が高いという特徴が見受けられますね。

これは、専門学校へ行けば専門の知識や資格が取得できると同時に、専門学校の入学へのハードルが低いということがあるようです。

また、通信制高校へ入学する人は経済的な理由で学費が安い通信制高校に入学した学生も多いため、やはり経済的な理由で大学進学をしない卒業生もいます。

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通信制高校の勉強は大学受験目的ではない

通信制高校の勉強は基本的に、中学校のころ習ったことを復習するような基礎的な学習が中心になります。

全日制高校の授業は大学進学を目的とした授業が中心ですが、下記の記事でも取り上げたように、通信制高校の授業は、ほとんどの学校は大学進学を目的とした授業レベルではありません。

通信制高校の授業内容は?レベルや特徴などを詳しく解説!

大学受験したい人にとってはかなり物足りない授業内容ですが、通信制高校にはさまざまな事情から、中学校の基礎から学びたいという人も多くそのようになっています。自宅での勉強が主になりますから、あまり難しい内容だとついていけなくなってしまいますよね。

通信制高校の目的はあくまで、「高校卒業の資格を取得できる」ということです。高校の基礎を勉強すれば、卒業資格が取得できるので大変ありがたい制度でもあります。

しかし、大学受験を考えている人には間に合わない内容なので、別途大学進学を目的とした予備校などで勉強する必要が出てきます。ですので通信制高校入学前に進学するか就職するかを決めていたほうが、自分の将来設計の上で有利になります。

大学受験への備え方

レポートと少ないスクーリング日だけ勉強していたのでは基礎は固まりますが、大学受験をするレベルには達しないので、塾や大学進学専門の予備校に通う必要があります。

特に、人気の難関大学を受けるとなると応用的な勉強が必要になります。

実際にわたしの友達は、3年生の時に大学受験を決意し予備校へ通っていましたが、卒業するまでには間に合わなかったようで、その後1年間浪人した後、無事に大学へ進学を果たしていました。

ですので、通信制高校を卒業後に大学受験を考えているなら、早めに決めると対処しやすくなります。通信制高校で学んでいても、2年生から予備校に通えば、現役で難関校に入学する学力を身に着けることは十分可能です。

また通信制高校によっては、大学受験を受けるためのコースがあるところもあります。普通の通信制高校で教えるレベルの内容と違い、高校受験で合格するためのコースです。どの項目を取るかを選べたり、コー
スによって種類があるので、自分の希望に合せた通信制高校を探すことが、進学への近道です。

実際には通信制高校に入学すると、真面目な人はともかく、多くの人は必要以上に勉強をやりませんし、通信制高校側も卒業要件以上の学力をつけることを生徒に求めません。ですので、もし大学進学を希望するようでしたら、初めから大学進学を目的としたコースを設けてある通信制高校に通って、勉強する環境に自分を追い込むことが良いと思います。

エスカレート式に大学へ行く選択肢もある

今は通信制高校と大学が提携して、大学への進学率100%の通信制高校もあります。大学全入時代と言われるほど、大学数に比べて大学生数が少なくなっていますので、推薦枠などを利用すれば、驚くほど良い大学に簡単に入学できたりします。

そのような枠を確保している通信制高校へ始めに入ってしまえば、大学受験をあまり心配することもありません。通信制高校を選ぶ際に、大学への進学率と進学先を調べるのが最も大事です。

もちろん大学へ入学するための試験はありますが、通信制高校で真面目に勉強や生活態度に取り組み、基礎的な学力が身についていればほとんど心配ありませんよ。

大学進学を諦めている人は奨学金を利用すると良いので、準備をした方が良い!

もし、経済的な理由で大学進学を諦めているならば、奨学金制度を使えば、両親に負担をかけずに大学進学をすることも可能です。わたしの友人は母子家庭で育ったのですが、奨学金とアルバイトで、大学時代の学費や生活費を自分でまかなっていました。

ですので、もし現在お金が心配だけれども大学進学をしたいと考えているなら、それを見越して大学進学を売りにしている通信制高校を選んだ方がよいでしょう。

後から、大学進学をやめることは簡単ですが、通信制高校在学中の途中からあわてて用意を始めると、浪人することになったり、予備校の費用がかさんだりと、後悔することになりかねません。

通信制高校は、全日制高校と違って、自由ですが自己責任の世界ですので、何事も先を見越して行動することが大切です。

卒業生がおすすめする、失敗しない通信制高校の選び方

ここからは通信制高校の選び方について解説しますね。

通信制高校は、あなたの学歴やお住まいの地域により通える学校が異なってきます。せっかく志望校が見つかっても、自分の自宅から通学できない学校だったら、学校選びは1からやり直しです

そのため私はまず、通信制高校の一括資料請求サイトであなたが通える範囲の通信制高校の資料を請求をして、届いた各学校の資料を比較して自分の希望にあった学校を見つけることをおすすめします

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保護者の方ももちろん資料請求可能ですが、生徒さんご本人も資料請求可能です。自分が通う学校ですので、生徒さん本人が自分で自発的に資料請求を行う人も多くいます。

各学校の生徒受入数には上限がある場合もありますので、せっかく良い学校が見つかっても募集が終わっていることも。。。後悔しないように早めの行動が大切です。

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