公務員といえば、会社が潰れることはなくお給料も安定してして、現在では憧れの職業ですね。通信制高校を卒業して、公務員になることはもちろん可能です。
公務員になる資格は、基本的に年齢制限だけなので、希望している公務員の年齢上限より下ならばいつでも公務員試験を受験することができます。
通信制高校の中には、公務員になるための勉強をするコースもあるので、そのようなコースのある通信制高校を選ぶこともおすすめです。
地方公務員になるには?
地方公務員は県庁・市役所・町役場の職員などを指します。
自衛官や警察官も地方公務員にあたりますが、特殊な例になり別の試験を受験しなければなりません。
通信制高校を卒業してすぐに地方公務員になりたいと思ったら、地方公務員初級試験を受験することになります。
採用はもちろん、都道府県・市町村ごとに個別で行われますので詳しい応募条件や待遇面は異なってきます。
初級は、高卒~短大卒位の学力が必要とされるので、高校で専門的な勉強をした人はすぐに受験することができます。
初級以外には、中級、上級職があり、こちらはそれ以上の学力が必要になります。
流れとしては公務員試験を申込み、一次試験を通過後、二次試験と三次試験で最終合格を貰い、内定という形になります。
一次試験は筆記になり、希望している公務員の学力を保有しているかをテストされます。
二次試験は面接、身体測定で仕事に対する適性や人間性などを面接されます。
試験当日にエントリーシートを記入して、その内容を元に面接することが一般的です。
身体測定は特別に体力や筋力が必要なわけではなく、持病などを判断するために行われます。
三次試験は最終面接になり、個別の面接になり、やる気はあるのかなどを聞かれます。
三次試験は受験者数が少ない場合は行われない場合もあります。
国家公務員になるには
国家公務員は1種、2種、3種にわかれており、3種は高卒~短大卒位の学力を必要とし、1種、2種になると大学卒業程度の学力が必要になるので、通信制高校を卒業した後に大学へ入学しなければなりません。
国家公務員になるまでの流れは、まず受験申込書の提出をし、一次試験の筆記に合格した後、官庁訪問や業務説明会に面接を受けます。次に二次試験の面接に合格したら、採用試験を受け内定を受けると晴れて国家公務員になれます。
一次試験はマークシート式の5択から選び、小論文などの試験もあります。試験科目は受験する国家公務員採用試験によって変わりますので、事前にチェックしておきましょう。
二次試験の前に、自分がなりたい公務員の府省におもむき面接や企業説明会を受けます。官庁訪問は国家Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ種のみで、その他の国家公務員試験にはありませんので、そのまま二次試験になります。
二次試験は、なぜこの職業に就きたいのか、大学では何に力を入れて取り組んでいたか、国家公務員になったらどこのポジションにつき、何をしたいかなどを面接されます。
仕事に適正な人間かを判断されるので、筆記試験と同様に面接の練習もしていきましょう。
そして二次試験を合格した人には、自宅に合格通知が届きます。その後各省庁から内定を貰い、晴れて国家公務員になることができます。
公務員試験の際に、通信制高校を卒業した事は不利になる?
不登校などで通信制高校に入学したけど将来公務員を目指している人は多くいます。そんな人達が気になるのが、通信制高校を卒業した事で公務員試験時に不利になるのではないか?ということです。
通信制高校を卒業後に大学に進学して公務員試験を目指す場合は、最終学歴である大学が見られますので、高校はほとんど注目されません。
ただ、通信制高校を卒業後に高卒で公務員を目指す場合、やはり影響はあると言えます。ただし、不利になるという訳でなく注意を引きますので「面接時になぜ全日制高校ではなく通信制高校を卒業したの?」と面接官に質問される確率が高くなります。そこでしっかり回答できるよう、準備しておく必要があります。
通信制高校へは不登校などを理由に入学していると思われがちですので、なぜ全日制高校ではなく通信制高校を選んだのか、高校時代にその困難にどう対処・克服したのかをしっかり力強く説明できれば問題ありません。
最近の公務員試験は単なる学歴や試験の点数だけではなく、タフな精神力や自主性・協調性を持っていることを重要視する傾向にあります。
昭和生まれの面接官にしてみれば、「平成生まれの学生は勉強はできてもひ弱で主体性に欠ける」と思っている人も多いですので、主体性や協調性をしっかり面接官に印象づければ、むしろアピールになります。
卒業生がおすすめする、失敗しない通信制高校の選び方
ここからは通信制高校の選び方について解説しますね。
通信制高校は、あなたの学歴やお住まいの地域により通える学校が異なってきます。せっかく志望校が見つかっても、自分の自宅から通学できない学校だったら、学校選びは1からやり直しです。
そのため私はまず、通信制高校の一括資料請求サイトであなたが通える範囲の通信制高校の資料を請求をして、届いた各学校の資料を比較して自分の希望にあった学校を見つけることをおすすめします。
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保護者の方ももちろん資料請求可能ですが、生徒さんご本人も資料請求可能です。自分が通う学校ですので、生徒さん本人が自分で自発的に資料請求を行う人も多くいます。
各学校の生徒受入数には上限がある場合もありますので、せっかく良い学校が見つかっても募集が終わっていることも。。。後悔しないように早めの行動が大切です。
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