病気で不登校になってしまった方へ! 通信制高校はおすすめ!

通信制高校には、病気をわずらい、全日制の授業を受けることが難しい人も多く通っています。

今回は、通信制高校で病気を抱えながら通う事について、取り上げてみたいと思います。

病気で不登校の人は、通信制高校がいい!

通信制高校は全日制高校・定時制高校と比べて、病気の人でも卒業が十分に可能な学校です。

主な学習スタイルが自宅学習で、スクーリング日(通信制高校に実際に通う登校日)も学校によっては、1年間でほんの数日のみというところもあり、病気を抱えていても通いやすい環境が整っています

例えばわたしのクラスには、過敏性大腸症候群をわずらっている人がいました。

この病気は、ストレスを受ける環境におかれると、お腹が痛くなりトイレに何度も駈け込まなければならなくなります。

その人は授業中に2~3回トイレに行きながら、授業を受けていました。

全日制では周りの人の目が気になったり、授業についていけなくなるなどの事態が予想されますが、通信制高校では病気を抱えている人は珍しくないので、そのようにトイレに何度も行くような行為もみんな気にしません。

授業をあまり受けれなかったとしても、先生も病気のことを理解してくれているので叱るなんてことは絶対になく、後から優しく教えてくれます

これは、いじめで不登校になってしまった生徒に、通信制高校の先生が親身に対応してくれるのと同じですね。

⇒通信制高校っていじめはあるの?

病気にかかっていると学校に通うことは人より難しいこともあるかもしれませんが、通信制高校は病気の人でも通いやすい環境なので、無理に全日制の高校に行くよりも、自分に合った学校はどこなのかを考えて決めるといいと思います。

通信制高校に行く場合、私立の方がきめ細かい体制や、融通が利くので、個人的にはそちらをおすすめします。

不登校と通信制高校は相性がいい

平成24年度の不登校の小中学生の生徒数は、全国で約11万7千人。

年々減少傾向に見られますが、これは児童の数が減っていることもあり、実際にはそれほど変わりないようです。

不登校の原因には、本人の問題、家庭の問題、学校との問題の3種類の原因が考えられ、その複数が合わさっている場合もあります。

アンケートの結果では不登校の原因が本人にあるとした割合は、3割で、7割は環境の問題があるようです。

家庭のいざこざ、学校の環境が合わないと言った場合、おすすめできるのが通信制高校です。

通信制高校の半分ほどの生徒は、小中学校からの不登校を克服して通っているようです。

そのため、不登校の生徒への配慮が厚く、一人一人に合せた勉強スタイルを保つことができます。

不登校だと全日制の高校に通うのは大変かもしれませんが、通信制高校のは基本的に自宅学習で、月に1~3回ほど学校に登校すれば卒業資格を取得することができるので、無理のない範囲で勉強することができます。

通信制高校で学習する授業のレベルは高くありませんので、それでも十分に卒業することが可能です。

⇒不登校でもついていける?通信制高校の授業のレベルは?

自宅からほとんど出られないひきこもりの場合は、スクーリング日が1年間に5日未満という通信制高校もあるので、その条件に合った学校を見つけるとより通いやすいです。

通信制高校で不登校になってしまう場合は?

自宅学習が主と言っても、スクーリングには出席しないと、単位が取得できず卒業することができません。

スクーリング日が少ない学校を選ぶといいですが、それでも通えないという場合は、私立の場合先生に相談すると個人授業をして単位を取得できる学校もあります

公立はこのような融通はほとんどきかないので、通信制高校でも不登校になってしまうかも、という人の場合は、コースの種類が多い私立をおすすめします。

私立の通信制高校のほとんどは、不登校や引きこもりの在校生をしっかりサポートする体制を独自に整えています。

サークルなどで友達も作れる!

サークル活動も行っている学校がありますので、好きな趣味に関するサークルがあるか確認するのをおすすめします。

⇒通信制高校にサークルってあるの?活動はどんな様子?

全日制高校に比べて、通信制高校はサークル活動は決して盛んという訳ではありませんが、同じ趣味の人や、気が合った人同士集まると学校生活がすごく楽しくなります

どれが自分に合った学校かは、資料を請求して実際に学校に問い合わせてみる事が大切です。きっと良い学校が見つかりますよ。